こんばんは。
iie design のJUNKOです。
私は、マイホームを自分で設計デザインしたくて建築士になりました。
私についての詳しいプロフィールはこちらです。
10年前にiie LABO と称した実験ハウス(マイホーム)を建てました。
北欧インテリア好きの建築士が紆余曲折しながら設計し暮らし、10年経過したからこそわかることを中心にここではお伝えできればと思います。
これから家を建てたい!今の空間をもっと心地よい空間に変えたい!
そんな方々へ少しでも参考になればうれしいです。
新しい住まいを計画する際に、大好きな空間や気になる空間でゆっくり時間をすごしてみる。
そして、その空間のいいところを書き出してみよう!!
そうすることで、新しい住まいにも取り入れたいポイントに気が付けるかもしれません。
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自宅設計の前にようやく行きたかった北欧へ
なぜ32歳まで北欧に行ったことがなかったのか
10代から北欧が大好きな国ではあったのですが、32歳まで旅をしなかったのは、
学生の頃にしか興味がないだろう場所を優先していたからなんです。
きっと歳をかさねたら、水着をきて海にはいかないかも。
そう思い、海がきれいな場所は独身のうちに!(笑)
沖縄・与論島・ハワイ・オーストラリア・アメリカ・グアム
そして新婚旅行はパラオ
歳を重ねても行きたくなるエリア(当時の私の価値観ですよ)
ヨーロッパ方面は先にとっておこうと、
あえて計画にはいれてなかったんですよね。
で、自宅を設計する際に焦りました。
こんなに北欧が大好きなのに、北欧に行ったことがないなんて・・・。いやだ!!!!!!!行かなかったら絶対後悔する!!!
32才で初の北欧へ なぜフィンランドに?
正直、一番に興味があったのはデンマークでした。順番にいいますと、
- デンマーク
- フィンランド・スウェーデン
- ノルウェー
10代で一目ぼれした家が六甲でみたデンマークのおうちでしたからね。
でも旅を計画した当時、息子は1歳
初めての海外。長時間のフライトが心配でした。
ましてや乗り継ぎなんて・・・。
フライト時間を考えた時に、
フィンランドが日本から飛行機で行く一番近いヨーロッパだと知ったんですよね。
旅する時は、その国のことが少しでも知りたいので、1か国と決めています。
さぁ決まった!!行先はフィンランド!
宿泊先を暮らすように旅するためウィークリーマンションにする
旅の目的は、自宅設計に北欧ライフスタイルを取り入れるため。
毎日宿泊する場所が変わるのは、本来の目的に合っていない。
暮らすように旅するには、1週間アパートを借りよう!!
色々調べて見つけたのが、ホテル ヘルカ ヘルシンキが運営しているアパートでした。
※現在このアパートまだ運営されているか、調べてみたんですが見つけられませんでした。
暮らすように滞在したアパートについて
アパート外観
hotel Helka helsinki
チェックインはホテルで
すぐ裏にアパートがありました。
中に入ると、レトロなエレベーター
1週間お世話になる部屋の入口です
アパートの内観
窓から外をのぞいた景色
間取りは1DK artekの家具が堪能できる素敵空間
雑誌で見かけるフィンランドの庶民的なキッチン
高級感は求めていない。ホッとするやさしさのある色の組み合わせ。
なんだろ。このここちよさ。
後に、このホワイトとバーチカラーの組み合わせが、自宅設計のテーマカラーになりました
玄関にartek 153B
今改めてみると、右側がミラーの引き戸だった!!
これも海外でよくみる収納扉。これが意外と引き戸なのに日本であまり見かけないですよね。
とってもいいと思うんですけど。
こちらが寝室。
こちらもartek 402,Y805C,100
影響を受けたインテリア空間=1週間過ごしたフィンランドのアパート
ホワイト、バーチの組み合わせの扉でつくられたキッチン
全体的な空間、ダイニングの窓からのグリーン
優しい曲線脚のartekの家具たち
優しく個性を放つ、照明
あとからじわじわくる心地よさが、のちにこの空間を求めるようになっていたんだと思います。
新しい住まいを計画する際に、大好きな空間や気になる空間でゆっくり時間をすごしてみる
どんな場所が心地よいですか?
- 本に囲まれた空間
- 50年前にタイムスリップしたようなビンテージな空間
- ログハウスような木に囲まれた空間
- イタリアモダンの洗練された空間
- 洋室だけど、カーテンではなく障子をつかった和テイストな空間
- 赤毛のアンが出てきそうなカントリーな空間
- 映画かもめ食堂のような空間
書き出していくといろいろありますよね。
自然と通ってしまうカフェや図書館などがあれば、
なぜその空間が好きなのか。人なのか空間なのか。
色合いなのか。素材なのか。
家具なのか、照明なのか。
窓の位置なのか、窓から見える景色なのか。
広さなのか、天井の高さなのか。
具体的に箇条書きにしていくと、自分の好きをしっかり知ることができます。
新しい住まいを計画する際は、まず自分の心地よい空間がどんなものかを知ろう
- 好きな空間(カフェや図書館、オープンハウスなど)で過ごしながら、心地よさの理由をさぐってみる。私は職業病なのか、どこにいっても分析してしまいます^^;
- どんな空間を求めているのか、箇条書きにしてみる
- 新しい住まいに取り入れたいことをまとめてみる
最後までお読みくださりありがうございます。
明日もよい一日になりますように!
おやすみなさい。