こんばんは。
iie design のJUNKOです。
私は、マイホームを自分で設計デザインしたくて建築士になりました。
私についての詳しいプロフィールはこちらをご覧くださいね。
10年前にiie LABO と称した実験ハウス(マイホーム)を建てました。
北欧インテリア好きの建築士が紆余曲折しながら設計し暮らし、10年経過したからこそわかることを中心にここではお伝えできればと思います。
これから家を建てたい!今の空間をもっと心地よい空間に変えたい!
そんな方々へ少しでも参考になればうれしいです。
家族の住まいに対する価値観知り、自分の価値観も伝える
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なぜ住まいを新しくてにいれたいのか?
家族の住まいへの価値観を知る
我が家の場合は、
家を建てよう!となったきっかけは、オットの転勤です。
奈良→名古屋へ転勤
息子が生まれてしばらくは関西と名古屋。単身赴任生活でした。
そんなオットのつぶやきがきっかけでした。
高校のころから、私がマイホームをデザインするのが夢だったのを理解してくれていたオット
2007年オットの誕生日、覚悟した日となり
勢いで発したその言葉(笑)から、土地探しが始まりました。
ここで土地探しへと話がすすみますが、ちょっと待って!!
なんとなくの流れで土地探しをしてはいけません。
その前にすべき大切なことがあります。
ここで一つになった夫婦の想いは、単身赴任の生活はしたくない。
家族みんなで一緒に心地よく一軒家で過ごしたい
大切なのは家族みんなの想いが同じかどうかです。
マンションがいいのか、持ち家がいいのか、賃貸がいいのか。
新築がいいのか、中古がいいのか。
どんな場所がいいのか。
これは何がいい悪いではなく、その方の価値観によってかわります。
そこをしっかり話し合うことが大切です。
偶然にも、オットと私は、マイホーム取得に関しては価値観が同じでした。
お互い奈良出身で、通勤通学に1時間以上かかるのは当たり前の環境でしたし(笑)
①都会の便利さを求めてはいない。→程よい田舎でいい
②子育てする際に、音に鳴き声など周囲に気を使いたくない→マンションより戸建てのほうがいい
③いつか自分たちの求めるマイホーム(戸建て)を手に入れたい→注文住宅(新築)
というのが、私たち夫婦の住まいへの考えでした
家族と住まいへの価値観が異なる場合
①まずはパートナーの住まいへの価値観を知る。
そもそも、新築の持ち家に興味がないかもしれません。
住まいを資産とみなし、再販価値の高い物件を探し、将来手放してもいいと考えてるかもしれません。
住宅ローンを組んで長期の支払いをすることは人生設計でも大きな決断です。
転勤が多くなる場合は、賃貸のほうが身軽ですよね。
通勤時間にかかる時間を短くして、自分のための時間にしたい。
そんな想いがあるかもしれません。
まずは、住まいに対してどのように考えているか、知ることから始めましょう。
②自分の想いを相手に伝える。
なぜそう思うのかも伝えてみてくださいね。
そして自分の価値観もしっかり理解してもらえるといいですよね。
それを、パートナーが住まいに関心がなくても、あきらめずに(さらりと^^)伝え続けることが大切です。
どのような住まいが自分たちの暮らしにフィットしているかを考える
具体的に住まいにかける予算を話し合う
住宅ローンを組むとなると、
自己資金がいくらで、借入金額がいくらで、何年返済
元利均等にするのか元金均等にするのか
ボーナス払いはするのか?
あぁ、現実逃避したくなるお金の話が出てきます。
でも住まいにかける予算を具体的に話し合わないことには、土地探しもできませんよね。
ですから、ここは現実逃避せず、ネットや銀行で住宅ローンのシミュレーション、返済額の試算をしてみてくださいね。
ちなみに我が家は35年でローンを組み、一度借り換えをしています。
35年後・・・ね。隠居生活なんてないのね。と気が付く。(笑)
そこは終の棲家をイメージしている場所?
これは何を意味しているかというと
リセールバリュー
(一度購入したものを販売する際の、再販価値)
を考慮するのかしないのか。
それは、先ほどの”住まいに対する価値観”と深くつながってきます。
我が家の場合は考えていませんでした。
何故かというと、冒頭にあった
引っ越しを繰り返す将来をイメージしていませんでした。
ずっとオットは名古屋勤務で、家族みんなで手に入れたマイホームにずっと住んでいる。
という仮定から進んでいる話だからです。
仮定はあくまで仮定。オットはなんとマイホーム完成直後に東京に転勤になってしまうのですよ。今思うと、リセールバリューも考えることも大切だったかな?
どこを重視するか。
まっ、今では 東京転勤?!”それ今じゃないでしょっ!”って、笑い話にしてますけどね。
ここでのポイントは
リセールバリュー(再販価値)も視野に入れて、土地を探すかどうか
それによって場所や環境ががらっと変わりますので、そのあたりも話し合ってみてくださいね。
マイホームでどんな暮らしがしたい?
これは、お客様にもいつも質問していることなのですが、
手に入れたマイホームで、どんな暮らしをイメージしているかを伺います。
長期にわたる住宅ローンを組んで、イメージしていた暮らしにはならず、
ストレスが溜まってい毎日になっては、意味がありません。
ここで大切なのは
現在の暮らしでストレスになっている事から順番に書き出してみましょう
そのストレス事を解決できる空間こそが、心地よい空間への第一歩ですよ。
そのストレスは、先ほどの土地の環境や利便性などにもつながってくることもありますからね。
今日のまとめ
まずは家族の住まいに対する想いを共有することが大切です。
①家族の住まいに対する価値観を知る
②自分の住まいに対する価値観を伝える
③資金の調達を考える
④リセールバリューを考慮するのかしないのか
⑤今の住まいのストレス事を話し合い、書き出してみる
そうすることで、具体的にどのようなエリアで、どの程度のサイズの住まいが自分たちに心地よさをもたらしてくれるかがわかるようになってきます。
ここはぜひ”住まい妄想劇場”を家族で繰り広げて楽しみましょう♪
私はちょっとやりすぎて、後半脱力気味でしたが。
それでは、最後までお読みくださりありがとうございます。
次回、こちらのテーマでは、土地取得についてエピソードを交えた記事を配信予定です。
明日もよい一日になりますように♪