こんばんは。
iie design のJUNKOです。
私は、マイホームを自分で設計デザインしたくて建築士になりました。
私についての詳しいプロフィールはこちらです。
現在は、自宅事務所を拠点に、
店舗や住まいのリノベーションやリフォームの空間デザインをさせていただいてます。
お仕事依頼やオーガナイズセミナーについてのお問合せは下記からお願いいたします。
良心的な価格で、洗面脱衣室と浴室を一つの空間として考えることができた、TOTOのサザナを採用したことです。
お隣空間、洗面脱衣の仕様については
⇈こちらをごらんください。
お風呂の空間が完成するまでの流れ
最初の出会いは義娘様のオーガナイズ現場
初めてY様とお話させていただいたのは義娘様のパントリーオーガナイズ現場
普段から息子夫婦のおうちに出入りされているので、
勝手知る息子夫婦のパントリー
そこを、義娘様と悩みに向き合いながオーガナイズ作業を2日間サポートさせていただきました。
その空間のBEFORE・AFTERそして、心地よい空間を維持されている義娘様をみて、
という気持ちがつよくなりました。
iie LABO で開催している講座に参加
iie LABO で開催している
”北欧インテリアと自宅収納レッスン”に参加してくださいました。
(現在講座につきましては新型コロナ感染拡大予防のためご要望のあるお客様とのプライベート開催とさせていただいております。お気軽にお問合せ下さい。)
講座では、iie LABO(自宅事務所)の見学も含まれておりますので、
どんな暮らしがしたいから、こんな空間になったのか
実際の空間を見ていただきながら
収納スタイルや空間のつくり方を学んでいただきました
インテリアコラージュ作成
そして、心地よい空間を実現するために、
インテリアイメージコラージュをみせていただきました。
(片づく×ご機嫌 家づくりセミナー という講座で作成いたします)
インテリアイメージコラージュとは
好みの空間など、写真や空間、言葉も入れながらまとめたものです
現状での問題点・ストレス事の把握
実際のお住まいで、どこがストレスになっているのか
問題点やご要望などを伺いました。
そのストレス事は、モノの見直しだけで解決する場合もあれば、
モノと空間を見なおして改善していく方法があります。
いろんなお話をしていただき、一つの改善案として出たのが、
風呂・トイレ・洗面所を一つの空間として考える
これは、iieLABOの洗面脱衣室と浴室も同じ考えでしたので、
見学していただいた時に、
⇈iie LABO 洗面脱衣と浴室
というところからも、一つの空間として考える案に決定しました。
浴室設備の選定
iie LABOの浴室はユニットバスではありません。
実験的に、今までやったことのない方法でユニットバスを使わず、
一つ一つモノを選択して空間を作っています。
- バスタブ
- 水栓
- シャワー
- 床仕上げ
- 壁仕上げ
- 天井仕上げ
- 照明
- 強化ガラス扉
- 換気扇
- タオルバー
全てを個別に発注して防水工事をして作っています。
見た目はスッキリしますが
- お風呂の空間だけでコストが高くなってしまう
- 防水効果が長期間で保証できない
- タイルに割れが生じる
- 床の目地にすきまができてしまう
10年使った感想は、浴室はできるだけユニットバスにした方がいい。
色んな防水方法があるので、一概にいえませんが、
お客様に自宅で施工した方法はオススメできません。
(どうしてもやってみたかったのと、予測はしていたことなので、私自身後悔はありませんが・・・)
では、ユニットバスを利用しながら、洗面脱衣室とつながった開放的な空間にするには
ユニットバスの扉の選択です
通常は樹脂タイプの折れ戸が標準です
開放的な空間にするには、
オプションで透明の強化ガラスの扉に選択できるメーカーを選ぶ必要があります。
最近はどのメーカーも強化ガラスの扉が選択できるもの増えてます。
でもここで大切なのは、高級ユニットバスには選択できて、
標準的なユニットバスでは選択できなかったり、選択することで価格が跳ね上がってしまうことが多いです。
今回も実際、色んなメーカーのショールームに行き、カタログも調べ、見積をとり、
あらゆる角度から検討しました。
そんな中で、シンプルなデザインで、透明強化ガラスでもいろんな種類から選べるのが
TOTOのサザナでした。提案させていただいたのはHSシリーズのSタイプ
※現在HSシリーズは販売終了し新しいHTシリーズになったようです
今回選んだのが透明強化ガラスの開き戸+腰窓FIX窓タイプです。
腰窓にしたのは、iie LABOもそうですが、浴室から見えてほしくないものを見せないために腰にしています。
開放的かつ、隠したいモノを隠せる
そして空間に統一感を出すために、
アクセントパネルは選ばず、
全て壁のパネルはホワイトで統一
そうすることで、洗面脱衣室とのつながりをシンプルかつ開放的にしています。
そしてお客様とお話して、不要だと思った標準品をなくしています
- タオル掛け(浴室でモノをかけない)
- 鏡(浴室で鏡はみない・掃除が増える)
- 収納棚(掃除が増える)
- 風呂蓋と断熱浴槽(お湯の保温が必要ない)
残念ながら、減額にならない商品もありましたが、
不要なモノは最初からないほうが、場所も取らないしスッキリしますね。
逆に追加したものは
浴室に入る際の手摺(浴槽横)
こんな風に、標準でも暮らし方で不要だと思うものはなくしていくと、
(注:ものによっては価格が下がらないものもあります)
OPで追加したものの負担が軽くなります。
ユニットバスのカラーコーディネート
今回のユニットバスの色のコーディネートは
iie LABOの浴室空間を気に入ってくださったので、
ユニットバスの色は
壁=ホワイト(4面共)
床=濃いグレー
天井=洗面脱衣室と合わせてホワイト
を提案しました。
それに合わせて、洗面脱衣室の床も、グレーのクッションフロアを提案しています。
まとめ
提案する空間は、お客様によってかわります。
暮らし方やこだわり、心地よいと感じる時間、価値観
収納スタイル
今回提案させていただいたサザナのユニットバスで強化ガラスタイプを提案させていただいたのは
- とにかく洗面脱衣室・浴室に一体感をだして広く感じたい!
- 開放的な浴室空間にしたい
- 洗面脱衣室は必要最小限のモノしか置きたくない
- 浴室から洗面脱衣が見えるようにしてほしい
- お風呂の時間が何より大好き
- シンプルな空間が好き
- 使わないものに掃除の時間をとられたくない
- お気に入りのモノだけに囲まれて暮らしたい
- ホテルのような浴室にあこがれる
このようなご要望から提案させていただいた空間です。
設備選びにも、どんな暮らしがしたいかという軸はとても大切です。
良心的な価格で、おしゃれ!シンプル!開放的な浴室空間にする方法
- 標準的なユニットバスを選択することで価格を抑え
- 広い空間に見せるために、透明強化ガラスドアと腰窓を採用
- 標準品でも不要なモノはなくす
- 洗面脱衣室との色のコーディネートに統一感をだす
家づくり・住まいづくりの際の参考になればうれしいです。
それでは、今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
明日もよい一日になりますように!
おやすみなさい。